化学 2008年7月号

特集
 あらためて「地球温暖化」とCO2を考える。
 
つい特集タイトルに騙されて買ってしまった。
CO2が温暖化の原因はほぼ間違い無い→
CO2をじゃぁ資源として化学を使って有効に活用しよう。
というどっちかと言うと強引な論理で
なんとなく直接は温暖化問題とは関係ないような
化学で活用するCO2の新たな利用法の研究の紹介がちらほら。
 
すんません。CO2を使って色々やるのはいいけど
そういうことやるためのエネルギー(熱、圧力)は
どうやって得るんでしょう?とくに実用化するまでには
ずっとCO2は余分に出しつづけるんだろうし。
 
結局、前に紹介した屋根にプロペラ乗っけたタクシーと
同じじゃないんでしょうか?
いや、もちろん可能性を持った新しい技術としては
件のタクシーとは違って
色々みんな素晴らしいことだとは思うのですが
決してCO2を削減する方法ではないと思うのです。
 
温暖化の真偽はともかく環境問題において
CO2に過剰にこだわりすぎるのは危険だと思う。
 
えっ私の立場ですか、
エネルギー保存則とエントロピー増大則から考えたら
もし、CO2が本当に地球温暖化とやらの主原因だとしたら
人間にはそれは絶対に止められない、
(それを認めた上で、「だから少しでも先送りにすれば
そのうち新たな対策が見つかる」なんて気休め言ってる人もいるけど。)
あるいはCO2を減らそうとして
温暖化とは全く別の形で地球の環境を大きく変えてしまうかもしれない
ってのが結論だと思う。そうなったら本末転倒。

化学 2008年 07月号 [雑誌]

化学 2008年 07月号 [雑誌]

 
結局、みんな
地球温暖化」というキーワードを「利用」しているだけである。
誰も真剣に「地球温暖化」が起こり、真剣に「地球温暖化」を防ごうなんて
だーーーーーれ一人として思っていないんだ。
もしもマスコミが騒ぐほどほんとに「地球温暖化」が深刻ならば
我々のすることは、やれリサイクルがどうだ、レジ袋がどうだ、
エアコンの温度がどうだ、CO2を出す権利の売買がどうだ
などと「小手先」と「気休め」の対策でほんとにいいのか?
生活の根本を変える必要があり、今の快適で便利な生活をすべて捨てなければいけないだろう。
でも、誰がそんなことすんねん。ほんまあほらし。